culture-shop’s diary

音楽と酒、映画と本

2023年 上半期 我、本大賞

お題「この前読んだ本」

 時が経つのは早く、いつの間にか九月。三ヶ月遅れだが、上半期に読んだ興味深い本を紹介。

 

真中史雄・著  /  第三書館 「エクスタシー愛のドラッグ」

 

 最近世間を賑わすエクスタシー。いわゆるMDMA。女優のSさんを筆頭に数名芸能界の方がお縄になっていますね。この本では、いろいろなドラッグを経験してきた著者・真中さんがMDMAに出会うまで、出会ってからのMDMAに対する解釈などを書かれています。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%BB%E6%84%9B%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B0-%E7%9C%9F%E4%B8%AD-%E5%8F%B2%E9%9B%84/dp/4807497138

 

ここからは感想などを書いていきます。

 

 まず、MDMAと聞いた時に「ケミカルでよくないドラッグ」という具合でした。

そう感じることにはメディアの影響が大きいでしょう。

 

 メディアで取り上げられる時は、「MDMAはセックスドラッグ」といい視聴者に悪い印象を持たせます。そもそもセックスを淫らな行為と位置付けて印象操作するメディアに不信感を抱くのですが、「快楽」とういうものにネガティブな含みを持たせてしまっている社会への不信感というのも感じます。

 

 この本が主張していることは本のタイトルにもある通り「愛のドラッグ」なんだよ〜

ということです。愛の形は様々です。上記で記したようなセックスであったり、家族の愛であったり、友情であったり。このような「愛」という人間生まれながらにして持ち合わせていた感情を増幅してくれるドラッグなんだと感じました。

 

 これをドラッグとして規制するのは愛の上限を決め制限しているということなんじゃないか??なんて思ったり

 

 少なからずお酒を飲んで友人と、恋人と愛を語り合った方はいるのではないでしょうか。

 

「自分と他人を見つめ直し、理解し合う。これほど素晴らしいものはないのではないか」

 

そんなことを感じる著書でした

 

2023上半期で会えてよかった本